
2026年4月15日、東京成徳大学子ども学部子ども学科3年生を対象に、キャリアデザインの講義を実施しました。
今年度は全4回の連続講座を予定しており、第1回は「社会動向や業界研究を通じて、仕事選びの視野を広げる」をテーマに講義。
本記事では、学生が主体的に取り組むための講義の工夫や、実際のワーク内容、受講した学生のリアルな声をご紹介します。
キャリアデザインの講義の工夫は「双方向アプローチ」
キャリア教育において私が最も大切にしているのは、知識の伝達以上に、学生さん自身が「考え、答え、気づく」というプロセスを体験することです。
クイズと対話で「自分事」にするきっかけを
私の講義では、一方的に解説を続けるのではなく、随所にクイズや問いかけを散りばめています。
例えば、業種や会社の定義を説明する際、一方的に解説するのではなく、「この会社は誰をターゲットにどうやって売上を上げていると思う?」など、まずは問いを投げかけるところから始めます。
答えを探そうと頭を動かし、隣や後ろの席の友人と言葉を交わしながら自分の考えを紡ぎ出す。
そんな小さなアウトプットの積み重ねが、他人事だったキャリアの話を「自分事」へと変えていく第一歩になります。
学生のみなさんからのコメントが、学びを深めてくれる
学生のみなさんが考え、実際に声に出す場面を増やすことで、教室全体に自然と前向きな活気が生まれていきます。
正解を教えることが目的ではなく、学生のみなさんから出たコメントを拾い上げ、共有していく。
このような双方向のコミュニケーションこそが、キャリア教育の醍醐味だと感じています。
キャリアデザインの講義内容|点が線でつながる業界・職種研究
今回の講義では、子ども学部の学生のみなさんに合わせ、「保育・子ども支援」という軸から社会全体との繋がりを可視化するワークを行いました。
AI・DX時代に、自由な発想で未来を描く
現代の人口動態やAIやDX化など、世の中の変化について触れました。
変化の激しい時代だからこそ、特定の職種に固執するのではなく、広い視点で社会を捉える力が必要です。
多角的な視点を持つことが、将来への不安を「ワクワクする可能性」に変えるきっかけになればと思っています。
ポテトチップスから紐解く「ビジネスの連携」
身近な「ポテトチップス」を題材に、商品が私たちの手元に届くまでの仕組みを一緒に考えました。
農業、製造、物流、販売、広告……。一つの商品には、多種多様な業種・職種が関わっています。
この「業種間の連携」をイメージすることで、学生たちは「自分の専門分野の周辺にも、実は無限の選択肢が広がっているんだ」ということに気づいていきます。
受講した学生の声「キャリアはもっと身近で、自由なもの」
講義後、学生のみなさんから寄せられた言葉に、私自身もたくさんのパワーをもらいました。
視野が広がった
就職アプリで業種を選ぶとき、どれを選べばいいか分からず悩んでいたが、その迷いを解消するきっかけになった。子どもに関わる分野にもさまざまな企業があること、商品が手元に届くまでに多くの企業や職種が関わっていることを知り、視野が広がった。
「働く側の視点を持てた」
企業がなぜ働く仲間を探しているのか、どんな業務でどんなことを期待しているのかを質問することで、企業をより深く知ることができると学んだ。興味を持った企業には、働く側の視線で就職先を選びたい。
「とりあえずやってみる」ことの大切さ
苦手なことを避けてしまいがちだが、それは単に経験がないだけだったり、先入観によるものだったりするかもしれない。まずは一歩踏み出すことが、自分の可能性を広げることにつながると学んだ。
キャリア教育・講演のご依頼について
キャリアリカバーでは、大学・専門学校・教育機関向けに、学生の「キャリアへの気づき」を後押しする講義やワークショップを提供しています。
一人ひとりが、自分の可能性を信じて次の一歩を踏み出せるよう、伴走型のキャリア教育をお手伝いいたします。これまでの実施実績や、具体的な講義メニューの詳細については、こちらからご覧いただけます。
学生のみなさんの視野が広がり、安心して次の一歩を踏み出すためのキャリア形成のお手伝いができれば幸いです。
